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日産を代表する大衆車サニー。
思い起こせば３０年以上前、オイラの親父も乗っていました。
平成の時代では、そうとうなプレミアがついて、若者や、当時のフリークにいまだに人気がある車です。
そんなサニー君。今回は軽量化をいたします。
どうするかと申しますと、フェンダーやら、フードやら、スポイラーを、グラスファイバー製のものに取り替えると言うのです。
何のために？？それは地球のためでしょうか？
少しでも軽くして、限りある資源を節約しようと言うのでしょうか？ |
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電気で車が走る時代に、こんなエンジン。
軽くしても燃料節約にはなりませんです。 |
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なんだかよく分かりませんが、オーナーさんの依頼、さっそく交換作業にとりかかるといたします。
ボンネットフードは、この間取替え済みなのでＯＫ。
今回はその周りを取り替えます。
まずはフェンダーから始めまショ。 |
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こいつがグラスファイバー製のフロントフェンダー。
こいつらを取り付けます。
取り付けるといいましても、ちょいと一筋縄じゃぁ行きませんで、相当量の加工が必要となります。
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旧フェンダーを取り外します。 |
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次に、先ほどのファイバー製フェンダーを仮に取り付けるんですが、コレがまた、ぴったり合った験しがございません。
「ファイバー製の物を取り付ける作業＝このフェンダーを加工する作業」と言い切っても過言じゃぁないくらい大変なんすよ。 |
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案の定、隙間だらけ。
例によって、削りーの、切り取りーの、ない部分は作り直すと、涙ぐましい努力が展開いたします |
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あらまし取り付けられるようになりましたら、今度はくっ付けて調整。 |
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ライトベゼルも調整が必要です。 |
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ココまでこじつけます。とりあえずフェンダーは完成。
↓
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外した元のフェンダーは、お払い箱となりました。
あ〜もったいない、もったいない。 |
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次にトランクです。 |
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こいつがファイバー製トランク。
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リヤは、あまり難癖は悪くありませんで、わりかしピッタリつきましたがね。 |
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ご覧の通り。 |
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旧リヤトランクもお払い箱。
あ〜もったいないもったいない、、。 |
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フロントスポイラーも替えて、イメチェンってか！ |
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コレを取り付けるんですか？？
おいらの趣味としたら、上のスポイラーのほうが良いと思いますけど、、、。
いわゆる「チンスポ」ってやつ、、。
どおよ？？ |
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とは言いますものの、オーナーさんのご趣味、取り付けに入りますが、コレもまた、親の敵みたいに合いません。
アゴの部分が、もはや純正じゃぁありませんので、よけいに形が合わないのは明白でやんす。 |
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調整と言うか、あたらしいものをつくってしまったと言ったほうが正しい表現かも分りません。
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全体的に仕上がりました。
右斜めからのアングル。 |
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コチラは左。 |
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今度はリヤスポです。 |
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コチラも、純正じゃぁないファイバー製のトランクフードに取り付けますので形が合いません。
なので、やはり加工が必要となります。
写真は、クーォーターにあたる部分。
形が合わないので、自具を使って計測、削り込みます。
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現物の角度も削って調整。 |
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乱暴かも分らんが、つけっ放しで微調整をする時もあります。 |
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とりあえず付きました。
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もう一つのリクエスト。
黒いリヤ周りのガーニッシュを外しまして、まっしろにしたいんですと、、、。 |
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ガーニッシュの穴を、ハンダで埋めていきます。 |
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すべて埋まりました。 |
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いよいよペイントに移ります。
が、ファイバー製品は、必ず巣穴やばりがあります。今回のような製品は、特にすごい。
なので、すべてサンダーで削り落とし、滑らかにして、一枚ｊ下地のコートを吹き付けます。
写真は色じゃぁございませんよぉ。ウレタンサフェーサーでござんす。
手間がかかるのぉ〜っ！ |
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塗装待ちのフェンダー君。 |
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乾燥後に、800♯〜1000♯と水研ぎをします。
本当に手間がかかるのぉ〜っ！
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そしていざペイント。
ペイントは、普通のヤツで塗ります。
塗装直後のグラスファイバー製フロントフェンダー。
すべて塗り終えまして、最終取り付けにかかります。 |
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塗装後に、フェンダーの裏にこのようなスポンジを張ります。
フェンダーライナーの付いていない、昔の車には必ず付いていました。
ファイバーなどの製品の取り付けには、ドアとの帳じりを合わせるのに、こういうモノが非常に役に立ちます。 |
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あのスポイラー君。
取り付け待ちに、赤外線で軽く炙ります。
あったかそ、、、。 |
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後ろの穴を埋めた部分。 |
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おっと！ フロントスポイラーを忘れちゃぁいけませんぜ。 |
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すべての部品を取り付け完了。 |
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最後に磨き仕上げをして、ラインを貼り付けます。
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トランクの取り付け。
コチラも寸法が出ていますので、ボルトオンで超簡単取り付け。 |
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完成ですがな。
ラインもピシッと通っているでしょ。
当たり前ですが。 |
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一見、容姿は何にも変わっていないようですが、大変な工事でした。
所要時間実に丸十日。
オーナーさんも、この苦労に感動をしていただきました。
やったかいがあるというモンです。 |
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右斜め前からのアングル。
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地球にやさしいんだか、なんだか分らない軽量化でした。
しかしですな、体重が軽くなった分燃費が良くなることは確かでしょ。
んなこたねぇか、、。あのキャブレターじゃよ。
何でもいいけどお気をつけて、、、。 |