来年度より足回りの改造を改定します。

北海道でジムニーのタイヤが脱輪し女の子にあたり重体と言う痛ましい事故がありました。

 

マスコミお得意の「オフロード用のタイヤを着けていた」や、あたかもとんでもない改造をしていたと報道されておりますが（ま、確かにしてるけど、、、）、改造自体ではさほど問題でなく改造をした後の点検やもしくは改造の不備、部品（今回はワイトレ：ワイドトレッドスペーサー）のマッチング等が原因かと思われます。

 

「改造自体不備じゃない？」と思われがちですがそうではありませんで、改造の不備とは通常純正の整備不良と同じ位置づけであります。

 

改造も整備不良の位置付けとなってしまう場合もありますが、パーツは適正なパーツを取り付けて通常に整備していれば問題がないわけで、車高上げるだけ上げて鬼のようなでかいタイヤ履かせて山の中や崖をよじ登る車ですからむしろその辺走る４駆よりも強いはず。通常ではタイヤが外れるなんて事はまず考えられません。

 

たまに崖よじ登ってテンションに耐えきれずにシャフトごとタイヤがもげてるビデオ見ますけど、それだけやっても外れない。

 

ワイトレのボルトの耐久がタイヤサイズと合わずに外れたと言うことも考えられますね。とても怖いです。いくら点検してもパーツのクォリティの問題だったらなかなか気がつきませんから。

 

事故が起きる前のビデオで「不可解な行動」とぐるぐる回るビデオ録画も報道されておりましたが、おそらく異音がし出したのでちょうど良い空き地があったのでそこで確認のためにぐるぐる周り音を確認していたと推測します。

 

現に車を停めて各部の目視をしているビデオも流れており、その中で今回外れた左前をドライバーは見ているんですね、タイヤの緩み音と気が付けばハブの方を見るはずですし、ナットの状態、タイヤを蹴るや揺さぶるのに対し、タイヤハウスのインナーの方を直視しており恐らくここでタイヤからの異音とは気が付かず、ショックやスタビライザーバーの音と誤認したんじゃないかと思います。

 

あろう事か後でリフトして増し締めしようかと安易な考え持ったんじゃないかな〜、、、なんて思っちゃったりもします。

 

ジムニー改造チームの方達は工具やスコップ、チェーン等一式みなさん車載しておりますからね、ちょっと考えられないです。

 

映像を見るとワイトレのボルトは曲ってはいた物の5本全部着いていましたし、スタッドの山が全部摩耗してホイールナットがすっ飛んだなんて考え辛いので、すでに緩んだまま走っていたか、最悪ワイトレとタイヤのサイズのマッチングが耐えきれなかったかね、、、実に怖い。

 

取り付け責任なんてものがある限り何かあると冗談では済まされず、弊社でもこれを機に足回りの改造を中止を含め改定したいと思います。　これにつきましては今年中に決めて改めてSNSやHPにて改めてご報告いたします。

 

第一に怪我をされた子供さんのご回復を祈るばかります。